『直島』
 2015.9.22

 シルバーウィークということで、『つぎはぎ日本一周』を実行。ただし、今回フリーなのは22日のみ。そこで、前日から出発して、車中泊をし、朝からロードバイクで巡るという最近定番のパターンだ。ただ、前日に出発するのが遅く、深夜になったので、次の日起きるのが遅くなってしまった・・・。
 シエンタを購入して、初めての車中泊。プリウスの時は、助手席を倒して、2列目と合わせて少々窮屈なベットだったが、今回は180センチのまっすぐなベットとなっているので、そういう点では快適に眠ることができた。ただ、銀マットを装着しているとはいえ、シートのクッションと比べると固いというのは否めない。これは、工夫する余地がある。(家で、最近低反発マットを購入し、寝る時にとても快適になったせいもある)

  

  さて、今回は1日ということで、島シリーズとした。だんだんと近場で行けそうな島も少なくなってきたのだが、まだ行っていない岡山の「直島」に決定。ここは、美術館などが多数あり、知る人ぞ知るアートの島なのだ。
 シルバーウィークだからだろう、宇野港に行くと、結構駐車場もいっぱいになっていた。芝生の駐車場に誘導され、1日500円。まあ、おてごろ価格。そこに停め、ロードバイクをおろし、フェリーに乗る。
 フェリーも結構大型で、デッキにも多数の観光客。

    

 直島に到着すると、まず、目に入ったのは草間彌生の赤いカボチャ。港の横にある公園に誰でも触ったり、中に入ったりできる場所に展示してあった。これは、行くしかないということで、近くに行き、しっかり鑑賞。
 それから、ゆっくりと、ビアンキで島巡りスタート。ちょっと行ったところに、今度は、鉄の網の巨大モニュメント。ここも、中に入ることができる。せっかくなので、ビアンキも入れて撮影。なかなか絵になる。

  

 小道になり、坂もきつくなり、高度も上がって行く。少し行くと、地中美術館という表示。そこから、すぐに入れるかと思ったら、係員が、少し下ったところに、入場券を売っていると教えてくれた。そこには、駐輪場もあるらしい。教わったところへ行くと、なんと、すごい人数が列を作っている。こんなに人がいるのか〜、美術館に入るのは相当時間がかかりそう。で、よく見ると、なんと、入場券を買うための整理券をもらうというシステムになっていた。その整理券を見ると、2時間ぐらい待たなければ、入館できないということがわかった。とりあえずは、整理券をもらっておいて、その時間に自転車で他を巡ることにして、先へ進んだ。

 

 今度は、美術館エリア入口に到着。係の人の説明によると、ここは自転車は入ることができず、駐輪場へとめて、徒歩で行くか、島内の巡回バスに乗るかにになる。まあ、せっかく来たからには、入るしかない。バスも待つことになりそうだし、『つぎはぎ日本一周』なので、徒歩で、このエリアを散策することにした。ここにはいくつか美術館があったが、その中の一つベネッセハウスミュージアムに入館した。入館料1030円。ここは、整理券を発行するほどではなかったが、それでも人は多かった。現代美術が展示してある美術館だ。撮影は禁止なので、言葉で説明するしかないのだが、現代美術を言葉で説明・・・・、ヤカンをつぶしたものをたくさん重ねたアートや、流木を円形にまとめたようなアートなどなど、う〜ん説明が難しい、とにかく感性に訴えるような作品が並んでいた。
 外に出ると、海岸の方にも何やら展示物が。島のあちこちに、こうして美術作品が展示してある。大きな石のボールが二つど〜んとあったり、岩に額が飾ってあったりといろいろだ。
 さらに先へ進むと、海岸線にカラフルなモニュメント。いろいろな動物をモチーフにしているようだ。そして、その先には、これまた、有名な今度は黄色いカボチャ。赤いカボチャと同じく草間彌生の作品だ。ここは、写真を撮るために、多くの人が列を作って順番を待っていた。私は、並ばずに、望遠で撮影だけして、再び、美術エリアの入り口へ戻った。

     

     

     

 ここからは島を一周するために、違う道を進む。この道はさらに山側を通る道で、斜度も結構あった。この道を進むと、美術エリアとはまた違って、昔からある街並みや、三菱マテリアルの工場などがあった。 

   

    

 小さな島なのでそれほどかからずに一周することができた。ちょうど、地中美術館の整理券が指定した時間になっていたので、地中美術館の入場券を購入した2060円・・・・美術館にしたら高い!!この時間でも、まだまだ人は多く。ゆっくりと進みながら展示物を鑑賞する。展示物と言っても大きく4つあるだけだったが、待つ時間と、そのスケールで、十分堪能した気分になった。空間を駆使した不思議な展示物だったり、最後に有名なモネの作品などもあったりで、印象に残った。

 

  シルバーウィークだからというのもあるが、この小さな島にこれだけの人が来ているということに驚いた。地域おこしに芸術を取り入れたというアイデア、今のところは大成功というところだろう。
 直島をしっかり堪能して帰りのフェリーに乗った。夕日がとても綺麗で、偶然ではあるが、芸術の島という印象に一役買ったような感じだった。
 島巡り。今回も気持ち良く終了!

     


本日のデータ
 走行距離  およそ35q
 宇野港〜直島往復 1120円
 自転車往復 620円
 ベネッセハウスミュージアム 1030円
 地中美術館 2060円
 

















『つぎはぎ日本一周』