『小豆島一周』

2009.8.1 
 つぎはぎ日本一周、今回は島シリーズ第1段。を開始することにした。島と言ったら、いつかは行ってみたいとと思っていた小豆島にした。小豆島のイメージは何と言っても二十四の瞳の島と言うのが真っ先に思い浮かぶ。その他、はオリーブと言ったところか。二十四の瞳は、映画でも取り上げられているが、私の一番身近に思っているのは,NHKで夕方毎日やっていたドラマの中でやっていたものだ。確か、小学校4年生のころだったように思う。子供ながらに、そのドラマの世界に入り込み、毎日楽しみにしていたのを思い出す。その小豆島を1周することを思い立ったのだ。
 いつものように、前日の深夜家を出発して、高速を使い日生を目指す。
 さすがに完全な徹夜だと、朝から自転車に乗るので、からだがもたない。 瀬戸SAで朝まで仮眠をとる。まあ、これも、いつものことなので慣れてきてはいるのだが・・・・。
 朝、6時すぎに起き日生に向かう。始発が7時30分だった。駐車場はなんと無料。鹿児島の桜島フェリーの駐車場は、目が飛び出るぐらい高かったのだが、ここは無料。本当に助かる。
 自転車の準備をしてフェリーに乗る。料金は1000円と自転車300円の計1300円。
ここはフェリー乗り場がある。高速は土曜なので、1000円。本当にありがたい。

  

  

 このフェリー結構大きなもので、中もとても綺麗だった。うどんなどの軽食を売っていたので、朝食にきつねうどんを食べる。
 船の旅というのは、非日常の極み、旅をしている〜って感じでとても好きだ。70分の船旅を終え、大部に到着。

 

 ここから時計回りで島を1周する予定だ。大部あたりは海水浴ができる浜が続いている。ただ、どこもプライベートビーチというか、ホテルのビーチって感じで、一般の人は入れない感じにロープなどがはりめぐらされていた。
 海岸沿いではあるが、細かいアップダウンが結構あるみち、県道26号線。道沿いのいたるところに、変わった石像?彫刻があった。ここ小豆島は石のさんちとして有名らしい。大阪城を築城するときに、ここから随分石が運ばれたということだ。山のあちこちで、石をとっているような場所があった。あるところでは、雷の音かと思うようなごろごろという音が鳴り響いていたので、足を止めて見てみると、高い山の上から破壊した石をパワーショベルのようなもので、崖に向かって落としていた。その石が、落ちるときに石にあたって轟音が響いていたのだ。こういう風景というのはなかなか見れないので、しばし、見入っていた。迫力があった。

  

 石の切り出しの関係だろうと思うが、巨大なピラミッドのような崖が見えてきた。これも印象的な場所だ。その少し先にはダム。このダムが決壊したら、そこの町は全滅だろうなあなどと変なことを考えてしまった。水不足が深刻な、香川県、きっと、そのためのダムだと思う。雨が時々大降りになり、そのつど、レインコートを着たり、小雨になったら、脱いだりの繰り返しだった。

  

  

  

 美しい景色の一つに同じような島が3つほどつらなっていて、まるで、団子3兄弟のような雰囲気の島があった。

   

 少し行くと、八人石苑路という案内板が見えてきた。この辺りは大阪城の石を切り出した場所で一度に8人の石工が犠牲になったというところらしい。その時の石が八人石として、置いてあった。大きい・・・。

  

 だらだらした坂を上る。橘峠を超えると、下り。この下りが気持ちよい。峠から下りるとき、眼下にひろがる海。
 ここら辺りで、昼。ホテルの食堂でそうめん定食を食べる。小豆島はそうめんが名産でもあるらしい。おいしかった。その後、岬の分教場に向かう。途中、醤油工場が立ち並ぶ。醤油も有名らしい。

   

   

 まず見えてきたのは、岬の分教場がある港。ここらあたりの雰囲気もとてもいい感じだ。映画村とセットの券を購入し、中へ入る。とても懐かしい雰囲気の校舎。自分が子どもの頃は、すでに、ここよりは近代的な校舎だったし、なぜ懐かしいと感じるのか不思議な気がしたが、正直懐かしいという気持ちになった。・・・・まてよ、この雰囲気。そうだ。真砂中学校だ。現在も使われているが、真砂中学校は、この分教場の雰囲気そのままで、廊下などの感じもそっくり。真砂中学校は、現在も古い校舎を大切に大切に使っている。その校舎で私も3年間学んだし、数年前まで真砂小学校に勤務していたので、ちょくちょく顔を出していたのだ。うん。懐かしさの原点はこれだったのか。でも、これと同じような校舎で学んでいない人も、きっと懐かしさという感情は生まれるのでは?と感じるかも、そんな気がしたのも事実。
 分校がなくなるときに書かれたと思われる黒板のお別れの言葉なども残っており、大切に保存しているのがよく分かった。
 次に映画村。ここは、映画で再現された町がそのまま保存されている。よくできていた。村の中を流れる川に、黒鯛や、イシダイ、ぼらなどが悠々と泳いでいるのにはびっくりした。校舎も分教場とそっくりで、うまくできていた。また、校庭のすぐ前には海がひろがり、とても気持ちよかった。

  

 

映画村
    

   

   

 来た道をもどって、次に向かったのは寒霞峡。ここは、結構標高の高いところで、登っていったのだが、雲が厚くおおっていて、とても景色が期待できなかったので、まあ、上り口まで行って、降りてきた。今考えると、登った方がよかったかなあ〜と多少後悔している。まあ、霧の中に入るようなものだからよしとしよう。その後、エンジェルロードという新しく有名になった観光地に行く。ここは、時間帯によっては歩いて向こうの島までいけるそうだ。今日は、無理をすればいけたが、足がぬれるので景色を堪能するだけにした。旅館に入り、1日目を終える。

   

   

本日のデータ
 走行距離 72.3km
 平均速度 15km/h
 最高速度 47km/h
2009.8.2

 2日目はホテルの近くの土庄港に行き、そこにある平和の群像を見る。次に世界一狭い海峡という土渕海峡を見た。川なのか、海峡なのかよく分からなかったが、ギネスに登録されているのだから間違いないだろう。


    

 海岸線を進むか、大観音様を拝むために、山の道を通るかで、迷ったが、大観音様を選択。だらだらとした上り坂をゆっくり進む。ゆっくりなので、それほどきつくなく、観音様が見える峠に到着。早速中に入る。なんと、お坊さんが説教をしておいでだった。その横に座り、ありがたく説教を聴く。南無阿弥陀仏とかの、南無の意味を教えていただく。あなた様にすべておまかせしますという意味らしい。その、観音像に上ると、胸のあたりになるのだが、お参りの場所兼展望所になっていた。外国の方も来ていたので、結構有名な場所なのかもしれない。そこからの眺めは瀬戸内海も見え、峠に立っていることがよくわかった。反対側は山にたくさんのオリーブ?が植えられてあった。
 巨大観音像を後に、国道26号を下った。やはり、下りは気持ちいい。

    

   

    

 海岸沿いの道を行くと、道の駅が見えてきた。大阪城残石記念公園でもあった。ここですごいなあと改めて思ったことは、木でできたいかだに、あの重い巨大な石が乗って浮くということだ。当時のいかだを再現して、実際にその上に石を乗せ、堀に浮かべているものが展示してあったのだ。大阪城まだもっていくのだから、海に浮かばせて運ぶのは当たり前なのだが、実際にみると、重い石を乗せて浮いているのが不思議でならなかった。資料館は、無料だったが、内容は充実していて、興味深く見させてもらった。実際に残石もたくさんあり、触ったりしてみた。
 昼食は、道の駅でそうめんを食べた。

  

  

  少し行くと出発した大部に到着した。まだ時間もはやかったので、小豆島で泳いでみたいと思って海パンを準備していたので、ちょっと、海水浴をすることにした。のんびりぷかぷかしたり、浮島で寝転んだりした。いやされるー。 で、時間もいいころとなり、フェリー乗り場に再びもどり、時間まで2階の待合室にいた。結構人は多い。
 フェリーでは一番前の席をじんどり、座った。景色を楽しんでいたが、いつのまにか寝てしまった。このうたた寝が最高にきもちいい。  
 日生について、最初に向かったのはお風呂。ヘルスパひなせというところだ。近くにあるということで、そこに行った。すっきりして、益田に向かう。
 島シリーズもなかなかいいもんだ。フェリーに乗るというのも旅って感じでいい。

   

  

本日のテータ
 走行距離 23.5km
 平均速度 13.4km/h
 最高速度 39km/h


















小豆島