『女木島〜男木島』
 2015.3.21
 

 前回、阿蘇に行って、『つぎはぎ日本一周』の魅力を再確認できたので、続けてであるが、今回も実施することにした。今回は、瀬戸内島シリーズで、まだ行っていなかった香川県の女木島と男木島。それに、本島というところ。また、せっかく香川県に来たのだから、以前行ったことがあった金毘羅宮にもお参りをすることにした。
 2日あるということで、今回は、朝、6時半に益田を出発。やはり、遠足気分なのか、ほとんど眠気は感じず、何か所かのSAで休憩をとりながら進む。瀬戸大橋の中間地点にある与島SAは、瀬戸大橋を堪能できる場所なので、しっかり休憩をし、何枚も写真を撮った。う〜ん巨大建造物のなんとも言えない美。絵になる。

 

 さて、最初に向かったのは、高松港。ここから、女木島へは、フェリーが出ているのだ。港の周りの駐車場は少々高かったので、どうせ、ロードバイクで行くので、少し遠いが、最大500円のコインパーキングをみつけたので、そこに駐車。ビアンキを組み立て、いざ、出発だ。

  

 フェリーに乗り込んだのだが、乗船券の他に自転車の料金もいり、思ったより高かった。女木島はそれほど、遠くなく約20分で到着。港の入口に鬼がお出迎え。ここは、鬼ヶ島ともいわれている島で、島のあちこちに鬼の石像が案内をしていたり、山の上の方には鬼が住んでいたと言われる洞窟があったりと、なかなか面白い島だ。
 最初に、香川と言えばうどん。昼食にうどんを注文して食べ、いざ、島内巡り出発。

    

   

 観光案内所のようなところを出てすぐの広場に、モアイ像やピアノのモニュメントなどがあり、不思議な空間を作っていた。そこをすぎて、進むと木の上に何かが乗っていた。ツリーハウスだ。ちょうど、修理中かなにかで、上るのは禁止になっていたが、おもしろそう。

   

 海岸線を進むが、少し行くと、上り坂にさしかかった。さあ、トレーニングモードだ!と気合を入れたその瞬間。チェーンが外れたような感触。よく見ると、なんと、『つぎはぎ日本一周』2回目のチェーンが切れるというハプニング。以前、何も道具がない時に切れ、大変な思いをしたことがあったので、それからは、チェーンカッターを持っていくようにしていたが、ここで、活躍することに。しかし、使い方を間違えて、予想外に時間がかかり、30分ぐらいてこずってしまった。それと、チェーンをワンタッチでつなぐ道具も持っていたので、チェーンカッターで、だめになった部分を取り除いてからは、早かった。このチェーンをワンタッチでつなぐ道具は388円という安い値段のものだが、何度も外すこともできるすぐれもの。お勧め。これのおかげで、なんとか復活して、旅を続けることができた。

    

 山を上って行くと、鬼の洞窟に到着。狭い道を上がってきたのだが、その道を観光用、ピストンバスが通り、結構多くの観光客がこの洞窟見学にやってきていた。すごい。
 洞窟に入るまで、に鬼が何体もお出迎え。この洞窟、鬼ヶ島の伝説がもともとあったところに、発見され、本当に鬼がいたのでは、と話題になった洞窟だそうだ。たしかに、自然の洞窟だけではなく、人の手が入った洞窟で、以前、何者かが住んでいたのは間違いない、そんな感じの洞窟だった。中は、結構広かった。

    

   

 その後、島を一周する。途中、人の手による石垣だろうが、いい感じだったので、写真を撮ったりした。
 のんびり、島内を一周して、港に帰ると、なんと、男木島へ行って、高松に帰るには最終のフェリーになっていた。男木島は、停泊の時間の15分しかいることができないことに気がついた。それでいて、そのフェリーまでの待ち時間は結構あるという矛盾。あ〜チェーンの修理に手こずらずにすぐできていたら、もう一便早いフェリーに乗れて、男木島もしっかり周れたのに・・・・、まあ、悔やんでも仕方がない。フェリーの切符を購入して驚いた。人よりも、自転車の方が高いではないか!まあ、男木島までの距離が短いということと、自転車は、どのルートでも同じ料金ということから、こんな逆転現象が起こるのだが、それにしても、なんか、納得できない。

     

 時間があったので、もう一度女木島の綺麗な場所などに行って、時間をつぶし、男木島行きのフェリーに乗った。乗船して、思いついたのだが、どうせ、15分しか男木島にはいれないので、自転車は船に残したまま、徒歩で、男木島に上陸すれば、自転車の料金が2回分を1回分の料金で済むのでは?と思って、乗務員に聞いてみると、そういう場合は1回分でもいいと言ってくれた。ありがたい。そして、すぐに、男木島に到着。この島は、斜面にびっしりと人家が建ち並んでいる特徴的な風景の島だ。どことなく、尾道の斜面の雰囲気に似ているかも?15分という短い時間なので、その迷路のような斜面の道をあちこちと散策し、いい雰囲気の場所で何枚かカメラをかまえた。そして、タイムリミット。再びフェリーに乗り、高松へ向かう。帰りのフェリーの中では、疲れからか、爆睡して、気がついたら高松に到着という感じだった。本日の女木島、男木島、なかなか面白い島巡りとなった。
 高松では、再び車にもどり、車中泊。野宿や、テント泊に比べたら、お手軽だから、苦痛はない。いや、こういうのが楽しいんだな〜。明日の本島が楽しみだ〜。、

    

  

本日のデータ GPS海路も含む
 走行距離 30.5q
 平均速度 14.1q/h
 最高速度 45q/h
 高速道路料金 5390円
 高松〜女木島 370円
 女木島〜男木島 240円
 男木島〜高松 510円
 自転車料金 330円×2
 駐車料金 500円
 


















『つぎはぎ日本一周』