『生口島一周』
 2014.9.7
 1日だけの『つぎはぎ日本一周』ということで、瀬戸内の島巡り編。いろいろな島に行って、もう行けそうなところは、だんだん少なくなってしまったのだが、ところどころ小さい島で、まだ行っていない島がある。今日は佐木島という島に行こうと考えていた。ここは、しまなみ海道の島々の近くにあるのだが、橋はかかっておらず、船での移動となる。ただ、佐木島だけでは小さい島なのでそれ以外の島も周ることにして、まずは しまなみ海道の生口島に行き、その島を周って、その後、佐木島というルートにした。このルートは、8月に一度計画して実行しようとしたのだが、結局雨のため、断念したルートだ。その時に、いろいろと調べ、画像としてデジカメに取り込んでいるので、安心していたら、なんと、デジカメを換えていてそのデータがないことに出発してから気がついた。そんな時は、一人旅の気楽さ、まあ、なんとかなるさと思いそのまま続行。生口島へ渡るフェリー乗り場、須波港へ行く。

 

ここから直接佐木島へのフェリーは出ていないようだった。ビアンキを組み立て、いざスタート。乗船券を購入する自動販売機の前に係員の方がいた。なんと、せとうちサイクルーズPASSというものを配ってくれていた。この券は、普通は船に乗るときに自転車の代金もかかるのだが、これが期間限定だが、無料になるというもの。しかも、船だけではく、しまなみ海道の全ての橋も無料というありがたいものなのだ。この期間でラッキーだった。


フェリーに乗り込む。フェリーといっても小さいフェリーで、自動車なら8台ぐらいが乗れるか乗れないかというものであったが、すが、しまなみ海道。自動車は1台も乗らず、自転車が15台ぐらい乗り込んだ。
心配していた天気も、この日は快晴でその中を船に乗って進む。気分も本当にさわやかになる。『つぎはぎ日本一周』に船に乗る部分が入ると、非日常になり、旅してます感が大きくなる。

 およそ30分かけて、沢という港につく。ここからまずは、生口島といえば、耕三寺ということで、そこへ寄ってみた。沢からすぐの場所。以前、息子たちや、職員旅行で行ったことがあるところであるが、何度来てもいろいろ考えさせられる。建物自体もとても美しくし、地獄の洞口や大理石で造った未来の丘という異国のような場所など、結構長い時間、その空間を堪能した。今回は、スタンプラリーなどもあり、その道順に沿って、前回見ていないようなところも見ることができた。






その後、彦根島という島にはまだ行っていないのでそこを一周しようと、向かったところ、島の道の一部トンネル部分の工事のため、通行止めとのこと。仕方がないので、橋を渡って、彦根島に上陸だけして、Uターンをして再び生口島へ。


 途中、瀬戸田港という港もあり、そこへ寄って、フェリーの時間なども確認した。すぐ近くなのに、瀬戸田と沢という港があり、どっちから出るのかとか、沢に寄港するのか、佐木島に行けるのかなど、最初はよく理解できなかった。じっくり見ていると、佐木島へ行ける船というのは、便数がとても少なく、今からその船に乗って行ったとしても、島をめぐる時間はとれないことに気がついた。ショックではあったが、まあ、仕方がない。生口島は、南側のルートはまだ通ったことがないので、今日は、生口島一周をすることにした。お腹もすいてきたので、昼食をとることに。再びにぎやかな、耕三寺あたりに行き、お店を探す。普段この旅は安いチェーン店とかでの昼食が多いのだが、今回は、思いきって、この辺りの名物のタコを使った料理をいただくことに。1300円と少々高いが。タコカツがのったレモンラーメンセットを注文。これにはタコ飯もついていた。レモンとラーメン、想像ではピンとこなかったが、食べてみると、これが結構うまかった。

 

 その後、時計回りで、この島を一周することにした。この方が海側の道を通ることができ、移動中の景色を楽しむことができるからだ。途中、自転車を楽しんでいる人と何人もすれ違ったり、抜いたり、ぬかされたり。さすが、自転車のメッカだ。少し行くと、遠くに生口橋が見えてきた。しまなみ海道の橋は、どれも美しいと思うのだが、この橋も、いい感じが。橋のすぐ下に小さな公園があったので、そこへより、休憩がてらに橋の撮影。

   

 ここから先の南側の道路はまだ、行ったことがない道だったが、基本、ずっと海岸にそっていて、アップダウンもなく、景色を楽しめる道だった。途中にある漁港は、干潮だからだろう、全く海水がない港に何艘もある状態だった。日本海の港では、干満の差はそれほど大きくないので、こういう風景は見たことがないが、さすが瀬戸内だ。

 

 途中からロードバイクのイベントのため、午後3時まで車両の通行止め、一般の自転車は歩道のみの通過という交通規制がされていた。一般車両の通行止め、結構な時間の規制だが、さすが、自転車の島だ。島民そろって協力体制ということだろう。 歩道を進んでいると、車道側を颯爽とチームジャージをばっちりと決めたロード軍団が走って行く。かっこいい。益田もINAKAライドで、今日、まさに、こんな感じなのだろう。走っている途中、午後3時になり、放送で、規制解除の連絡。再び、車道を進む。多々羅大橋が見えてきた。もう少し、帰りのフェリーには時間があったので、多々羅大橋を渡ってみることに。今回はせとうちサイクルーズPASSがあるので、無料なので、使わない手はない。久々のしまなみの橋だが、やはり、最高。渡って正解。 大三島に渡ったところの展望台に上り、ちょっと上から多々羅大橋を眺める。この橋も綺麗だ〜。

   

    

 その後、Uターンをして、再び生口橋へ行き、瀬戸田港へ向かう。出港まであと10分というところで、到着。しかし、なんと、ここから出るフェリーではなく、沢から出るフェリーと勘違いしていたことに気がついた。急いで、沢港へ向かう。まあ、近いので、大丈夫だったが、あやうく何時間もロスするところだった。4時25分発の沢〜須波行きのフェリーに乗った。今度は数台自動車もいたが、やはり、自転車中心。再び30分の船旅だ。疲れから、本当に寝てしまった。

須波港へ帰り、ビアンキをプリウスにつみ、益田へと帰る。

 1日だけの『つぎはぎ日本一周』であったが、景色もよかったし、気持ちもよかったしで、いい1日となった。

 反省を活かし、次こそは、佐木島へ行くぞ〜。

   

本日の走行距離 約40キロ (GPSで航路も測定したため不正確)
須波〜沢 460円
沢〜須波 460円
耕三寺入館料 1200円
 
  


















『つぎはぎ日本一周』