『北木島』
 2013.12.22
 『つぎはぎ日本一周』島めぐり編 休みが連続で取れない時は、やはり、島めぐりになる。自転車で散策できそうな近場の島も、だんだんなくなってきている。
 今回は、北木島という島だ。岡山県笠岡市にある小さな島だ。笠岡港から 北木島へ向かう。フェリーにビアンキを積んで進む。毎度のことながら、この船の旅という感じがとてもいい。このフェリーちょっと変わっていて、デッキにスロットなどのゲームコーナーなどもあった。ただ、寒い時期なので、そこでゲームをしている人はおらず、みんな客室の中に入っている感じだった。客室には寝転がれる個所もあり、なかなか快適。45分で到着。 思ったより時間がかかるので、寝転んで本当にちょい寝をしてしまった。これがまた、気持ちいい。この島は道が一周していないということで、端から端へポタリングだ。

   

 金風呂という港で下りる。近くに北木小学校がある。ここからまず西側の先を目指す。それほど遠くなく、少し行くと堤防のような道になり、しばらくしたら、行き止まり。ここが自転車で来られる最西端らしい。ここからUターンして、今度は東へ向かう。

   

 小さな漁港が点在しており、なかなかいい雰囲気。瀬戸内の島にはよく見かけるが、この島も採石が主の産業のようで、いたるところに、切り出した石があったし、サイコロのような立方体に切り出した石の小山もあった、また採石場もあった。後で調べてみると、この島全体が花崗岩でできていて、石の島と呼ばれているらしい。そして、ここの石が大阪城の石垣や、明治神宮や靖国神社の大鳥居に使われているとのこと。

     

石のオブジェも。よく、この状態で安定して立っているな〜と感心。

  

この島唯一?ガソリンスタンドが近くにある豊浦港を過ぎ、大浦方面に向かう。もう少しで大浦に着くというところで、採石跡が見えてきた。ここの景色も綺麗だ。写真では分かりにくいけれど、下は池になっている。

 

 さらに行くと、大浦に到着。ここには、北木中学校があった。小学校とはまったく違う場所なのだが、きっと、以前はどちらにも小学校、中学校があったのではないかと思う。子どもの減少により、統合し、金風呂地区に小学校、大浦地区に中学校として、どちらの地区にも学校を残すという方法をとったのではないかと思う。これも、知恵だなあと思う。地区に一つも学校がなくなるというのは、本当にさびしいものだ。小学校、中学校が遠くになっても、移動手段を工夫すればいいわけだ。
 その先には、いい雰囲気の街並み。道を覆ったアーケードのようなところもある。無人の野菜市のような感じで、商品を並べている商店があった。日本は平和だ〜。 

 

大浦を抜け、今度は丸岩地区へ向かう。途中、少し高いところを通る道。坂を上る。なぜだか、クマのぷーさんのぬいぐるみが傘をさして応援?してくれていた。少々色が落ちていて、かわいいような不気味なような、変な感じだ。

   

少し高くなったところから眺める瀬戸内の海。綺麗だ〜その後、また、小さな漁港が見えてきて、行き止まりとなった。ここからの景色もなかなか綺麗だ・・・・気持ちいい。再びUターン。

    

再び豊浦港に行き、帰りのフェリーをまつ。ちょうど、帰りのフェリーは停泊していて、もう少しで出港するところ。ちょうどよかった。再びフェリーで45分ゆられて笠岡港へ向かう。運動後だからか、今度はほとんど寝ていた。

   

 今日は、短い「つぎはぎ日本一周」だったが、これにて終了。もう、一つ今回は目的があった。それは、福山コロナシネマワールド。この前本で読んだ「永遠の0」の映画を見るためだ。
10数年ぶり?いや20数年ぶり?の映画館での映画視聴。いや〜、見に来てよかった〜。これでもか、これでもか!という感じで迫力のあるストーリーが続いていく。あまりにすごくて、 疲れた〜。でも、すばらしい映画。お勧め!
 本日の走行距離 55.2q
     平均速度 17.9q/h
     最高速度 60q/h


 
   

















『つぎはぎ日本一周』