『九重〜久留米』
 2014.9.14
 14日がフリーとなったので、急遽、前々回の続きの『つぎはぎ日本一周』をすることにした。ストイックな感じの『つぎはぎ』の楽しさを久々に味わって、また、行きたくなってしまったのだ。前回は日田まで行ったので、今回はそこからスタートでもよかったのだが、九重の夢大吊橋には、どうしても行ってみたいと思っていたので、まずはそこから。前回同様別府湾SAで車中泊をし、下道で、豊後中村まで行く。

ここから九重へと向かう。駐車場を探していると、高架下に公共駐車場があったので、そこにプリウスをとめ、スタート。吊橋へ向かう道は、拡張する工事の個所か何か所かあったが、狭い道で、車の通りも多く、自転車にとっては、あまり気持ちの良い道ではなかった。だらだらと坂道が続く。途中、猪牟田霊水という湧水があり、おいしくいただく。この湧水、以前ここらあたりにダムを造る計画があり、調査をしたときに、出た水ということで、ダムは建設中止になったのだが、この水は、今も名水として残ったというものだ。

  

   

 道自体は狭かったのだが、景色はよく、途中、何か所か滝があった。夢吊橋からも滝が見えるということだが、ここ大分には、綺麗な滝がたくさんある。

  

少し行くと、大吊橋が見えてきた。なかなか立派な橋だ。高さ、長さとも、人が渡る吊橋としては日本一ということだ。

  

 駐車場に到着。ここに車でに車が結構通ったので、たくさん駐車されていると思っていたが、その予想以上に多くの車があった。入場口付近には店もたくさんあり、観光客でにぎわっていた。こんな山の中にこれだけの人が来るということは、この橋を造ったおかげだ。観光資源として、成功を収めた代表例ではないかと思う。入場料は500円と高くもなく安くもなくといった絶妙な料金設定。橋を渡り始めると、橋が揺れている。吊橋〜を体感できる。渡る人も多く、渋滞気味。橋から見える2つの滝を写真に撮ろうとするけれど、渋滞がさらにひどくなりそうなので、サッサと撮らないといけない感じだった。橋の幅は、1.5mと思ったよりも狭く、行きと帰りの人がすれ違うともう、いっぱいという感じだった。真ん中はグレーチングになっていて、173mしたを流れる川を見ることができる。

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 なかなかの迫力だ。二つの滝もとても雄大で、見ごたえがあった。震動の滝(雄滝)は 日本の滝百選にも選ばれている滝ということで、落差83mととても大きいまた雌滝の方も、迫力があった。橋を渡ったところにも、少し歩くけれど、橋を眺める展望台がありそこにも行ってみた。ここからの眺めもなかなかいい。帰りも景色を堪能しながら、橋を渡った。

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 入口付近に、滝を近くで見ることができる小道があったので、行ってみたが、木が生い茂っていて、思ったほどではなかったのが少々残念だった。観光客でにぎわうお店で、アイスケーキを購入。これがうまかった。
 駐車場から再び、道路に出るのだが、最初入る時以上に観光客が来ていて、駐車場に入りきらない車が道路に上りも下りも列をなしていた。大盛況だ。

 

 九重の大吊橋から再び、出発地点である、豊後中村に向かう。下りはあっという間だ。一旦、車に乗り、次の目的地、豊後森駅へ。

 

 前回、自転車でこの駅まで列車の時刻を見に来ていたのだけれど、そのすぐ近くに近代化産業遺産の機関庫があることに気がつかず通過してしまった。それを帰りの列車から発見しくやしい思いをした場所だ。事前にグーグルアースで、場所を確認して来ていたので、今回は、すぐにその場所に行くことができた。機関庫は21台の機関車を格納できる扇形機関庫ということで、中心部に転車台もあり、なかなか迫力があった。残念なことに少し遠くから見るだけで、近くには入れなかったが、しっかり目に焼き付けて、そこをあとにした。

  

次に向かったのは、ここも、前回の帰りの列車から確認した大きな滝。前回、日田に向かうために、必死で自転車で走っていたため、気がつかなかった場所だ。こんなに立派な滝なのに、なんで気がつかなかったのか、不思議なくらい、立派な滝だ。天瀬町にある慈恩の滝だ。この滝は、すごいスケールで、しかも、滝の裏側にも入れる小道が滝つぼを囲むように一周ついている。この道を時計回りで周ると、願いごとがかなうらしい。というこで、私も時計回りで一周してみた。滝の裏側を通ると、すごい水しぶきで濡れてしまうけれど、それ以上に滝の迫力を全身で感じれるようで感動ものだ。ここに来た時は、是非通ることをお勧めする。

   

  

 この滝をあとに、次はいよいよ、前回のゴール日田の駅。駐車場をさがすと、駅のすぐ近くに1日200円という激安の駐車場があったが、満車ということで、そこへはとめることができず、他を探した。1日500円というところがあったので、そこに決定。しかし、その場所に料金所のようなところは見当たらず、どうして料金を払うのかわからなかったので、問い合わせしてみると、近くに料金箱があり、そこに封筒が置いてあるので、その封筒にナンバーを記入し、料金を入れ、箱に入れるという、超アナログ的な料金システムだった。まあ、益田でいつも利用している駐車場も同じシステムなので、納得なのだが、結構駅前のいい場所なのに、このシステムなんだ〜と妙に感心した。
 ここからは、久留米を目指す。国道210号線をひたすら西へ。この210号線はなかなかの道で、歩道もないところが多く、道自体も狭く、しかも交通量はとても多いという自転車乗りにとっては過酷なものだった。こういう道は乗っていてストレスを感じる。もう少し行くと広くなるだろうとか思いながら進むのだが、結局あまり広い道にはならず、ずっとこんな感じの道だった。途中、遅めの昼食をとろうと、コンビニに入ったのだが、そこの弁当コーナーやおにぎりは全部売り切れだったので、『つぎはぎ日本一周』では初?のカップラーメンを購入して食べた。うん。これもなかなかいいかも。

   

 途中、ガソリンスタンドの屋根の下に信号機があるというちょっと変わった交差点などもありびっくりしたが、もくもくと久留米を目指した。その後、うきは市の白壁の街並みというとても感じのいいところも通ったが、幹線道路が通っているため、交通量が多く、ゆったりと見て街並みを堪能するという雰囲気がないのがとても残念だった。

   

  

久留米駅に到着し、輪行バックにビアンキを収納し、列車に乗り日田に向かう。今回もまずまずのポジションをとることができ、ストレスを感じることなく、日田に到着。近くの温泉をナビで検索し、旅の汗を流す。これが最高。

   

   

 

 本日の走行距離 63.6q
 


















『つぎはぎ日本一周』