『因島〜弓削島』
2012.8.5
 この日もたまたまフリーになったので、急遽、『つぎはぎ日本一周』に出かけることにした。前の晩スタートして、車中泊をするにしても、それほど遠くへは行けないので、今回も島シリーズとした。近くの島を探したところ、しまなみ海道の因島からフェリーで行かなくてはならないが、生名島という島がある。この島からは、佐島、弓削島と橋で結ばれていて、1日のツーリングにはいいコースになりそう。ということで、今回は、因島ー弓削島に決定。前日に出発し、SAで車中泊。そして、朝からスタートだ。
 『つぎはぎ日本一周』なので、線で続いている必要がある。そのため、因島と生口島とを結ぶ橋の自転車道の入り口からスタートするために、その近くの空き地に駐車。まずは、その入り口を目指す。そこから、今度は生名島へ渡るためのフェリーに乗るため、土生港(はぶこう)を目指す。このあたり、異様にコンビニが多く、ちょっと行くとすぐにある、そんな感じ。同じ系列の店もすぐ近くにあったりした。なぜ?
 土生港に到着。生名島へのフェリーは、車が入る所だけの船。イメージしていた客室は見当たらなかった。車の中にいるというスタイルなのだろう。でも、その理由が乗ってみてわかった。船に乗っている時間はほんの5分なのだ。
 生名港に到着し、まずは、生名橋へ向けて進む。
  
 生名橋が見えてきた。この橋は斜張橋という形式で、塔から斜めに張られたケーブルで橋を支える構造になっている。大きな橋を見ると、造形美を感じるからだろうか、人間のものを造り出すパワーを感じるからだろうか、なぜだか、わくわくする。橋が来ると、何枚も写真を撮ることになる。橋とロードバイク、この組み合わせもなかなか絵になると思うのだけれど・・・・自転車好きだけの感覚かな?
 この橋は無料で渡れ、自転車専用のレーンもあった。さすが、しまなみ海道ぞいだけある。

  

  佐島は、生名橋からそのままバイパスのような感じで広い道が続き、佐島と弓削島を結ぶ弓削大橋もすぐに見えてきた。この橋も斜張橋という形式であるが、塔の形状が生名橋はHのような形だったが、ここはAのような形で違っていて、面白い。

   

橋を渡り、弓削島上陸。この島を一周するのであるが、海に近い方を通るため、時計回りで行くことにした。下方から見た弓削大橋というのも、なかなかよい感じだった。

  

 上弓削港で、小休止。港の中に船が浮かんでいる感じで、岸壁につながれていない。ここらあたりの港はこんな感じなのかも。弓削大橋の下の海もそうだった。益田近辺で渓流されている船がほとんど、岸壁の近くにロープでつながれているように記憶するのだが、記憶違い?こうして、岸壁から離れたところに浮かんでいるのは、ここらあたりの特徴か?潮の干満の差が大きい瀬戸内海側ということも関係があるのかもしれない。

 

 先へ進むと、弓削島一周コースという表示が出ていたので、その道を進む。結構狭い道をくねくねと・・・、本当にこの道でいいのか不安に思いつつ進むと、その後、結構な坂が現れた。しかも、狭い。まあ、表示通りなので、進む。その後、だんだん海面よりも高い位置になり、景色は最高。青い海、青い空・・・う〜んいい!それに、森の方に目をやると、夏特有の濃い緑。これまた、いい。景色の印象というのは、天気に左右されると思うのだが、この日はとてもいい天気ですばらしい景色を堪能できた。

     

 弓削島は、ひょうたんのような形をしていて、上島町役場があるくびれの部分から北側の部分と南側の部分があり、今までは北側の方を回っていた。地図で見ると結構ありそうなのだが、割と早く戻ることができた。弓削大橋が見えてきた。その近くには松原海水浴場も見えてきた。夏真っ盛りだ〜。しばし、弓削大橋記念公園のしっとりした雰囲気の中休憩。お昼時だったので、再び役場のところに行き、喫茶店で昼食をとろうとしたのだが、見付けてしまった〜なんと、180円のソフトクリームだ!夏に自転車に乗ったら、ソフトは外せない。これは、昼食前ではあったが、即買い。おいしくいただいた。
 その後、近くの喫茶店に行くと、やはり しまなみ海道に近いからだろう、「サイクルオアシス」なる旗があるではないか、その上、ちょっと下を見ると、サイクルスタンドもある。うれしくなり、中に入り、レモン豚丼だったかな、そんな名前の丼ぶりを注文。しかし、結構お客がいて、注文してから丼ぶりが出てくるまで40分ぐらいかかった。冷房も効いていたし、休憩にもなるし、でそんなにいらいらとはせず、逆にうとうとし、いや、本当に少しテーブルに伏せて寝ていた。この時間に疲れが回復した。豚丼もしっかり食べ、その店を出た。今度は、弓削島の南側だ。

     

  

 南側は、北側以上に道も狭く、坂も急なところが多かった。途中で、事前にサイトの地図で調べていった道が途中でなくなっていたりして引き返すこともあったが、なんとか一周できた。

  

 まだ、時間的には余裕があったので、生名島を一周することにした。再び、弓削大橋、生名橋を渡り、生名島に行く。立石港から生名橋までは往路で走っているので、反対の稲浦の方へ行くことにした。生名島のすぐ下を通ったのだが、ここの海は海流が激しく、まるで、川のようだった。

   

生名島の西側の道を走っていると、船を利用した花壇などもあり、島ならではの風景にカメラを向ける。水分がなくなったので、自販機を探すがなかなかなく、サウンド波間田というちょっとした公園を見付け、そこで購入し、小休憩。熱中症にならないように、水分補給だけはしっかりしなくてはならない。本当は、節約のため、コンビニで1リットルの紙パック入りのスポーツドリンク(105円)を買い、2つのボトルに入れるというのがベストなのだが、因島側にあれだけあった、コンビニが生名島の北側には1件もなかったのが、ちょっと残念だ。(せこいかな?)でも、同じ量のスポーツドリンクが自販機では300円、コンビニの紙パックでは105円、ちりも積もれば・・・なのだ。

  

 生名島もそんなに時間もかからず、一周することができた。立石港が近づいたところに、神社があり、そこに大きな石があった。弥生時代の巨石文化の遺物だそうだ。この大きな石は、ここにあったものではなく、弥生時代にどこかから運んできたものらしい。これだけの大きな石を当時の人たちはどうやって運んだのか謎だ〜すごい!

 

 立石港から再びフェリーに乗って土生港へ。因島へ戻ると、コンビニがやたら目に入る。カロリー補給に、アイスを購入して食べた。よくみると、このアイス、プリンを凍らせたものらしいが、おいしかった。

  

 まだ、時間に余裕があったので、因島も少し回ってみることにした。最初は北上し、まずは、前には寄らなかった因島フラワーセンターへ向かう。行ってみると、なんとここは、無料ということだった。この時期、あまり花は咲かないのか、それほど多くはなかったが、行ったときも、2名の方が手入れをされていた。無料なので、維持、管理は大変だと思う。咲いている花は、やはり綺麗。特に、南国系?のものは益田ではあまり見ないので、興味深く観賞させてもらった。

    

    

 その後、道中ということもあり、以前に息子たちと行った因島水軍城にもよる。ただ、ここは5時に閉館というのに到着したのが4時45分。あわてての観覧となった。以前通ったところなど思いだし、懐かしい気持ちもした。
水軍城をあとにして、車にもどると、水滴が車についていた。ここらあたりは雨がぱらついたらしい。これにて、因島〜弓削島の『つぎはぎ日本一周』終了だ。帰りにSAで夕食。尾道ラーメン定食。うまっ!

  

 島シリーズ、次はどこにしよう?
 本日のデータ
 走行距離 67.5q
 平均速度 17.2q/h
 最高速度 44q/h

 



















『つぎはぎ日本一周』