サイクリングレポート

東京サイクリングレポート3
2009.6.20
 出張が終わり、自由な日が1日半ほどある。このありがたい時間を有効に使いたい。東京・・・あまりに有名なもの、すごいものが多すぎて、どこへ行っていいのか分からないというのが正直なとこ。多分、東京にある名所や旧跡など、地方にあったら、すごい目玉になるようなものも、ここ、東京では多すぎてその目玉も、目玉に見えないという感覚だ。
しかし、せっかく来たのに、東京の街を散策せず、距離だけかせぐという「つぎはぎ日本一周」にはしたくない。そこで、夕べの宿インターネットカフェ(野宿もある「つぎはぎ日本一周」にはありがたい宿・・・安いし、インターネットで仕事もでき、DVDも見ることができる、私が泊まったところは、フラットな床で、寝ることができたし、1回シャワーを浴びることも料金に含まれていた3000円なり・・・安い)を8時に出発した。澁谷といえば忠犬ハチ公・・・古いか?駅に行き、銅像の前で写真を撮る。モアイ像でもパチリ。高架下の通路には、ダンボールの住まいが並んでいた。

  

 次は、六本木ヒルズを目指した。それほど遠くなく六本木ヒルズに到着した。野外ステージがあったり、日本庭園があったりして、とても素敵な空間だった。驚いたのは、駐輪場が、建物の中にあったこと。中に入ると、高級な自転車がいろいろととめてあった。六本木ヒルズに来たからには展望所で東京の街を見てみたいと思っていたのだが、まだ、時間が早く、上ることができなかった。

    

    

ということで時間がくるまで、その近くの大使館巡りをすることにした。ミニミニ世界旅行気分だ。最初に向かったのは、近くにある中国大使館。物々しい感じで、警備員が立っていた。道路を挟んで、大弾幕を持った人も・・・。次に向かったのはウクライナ大使館。向かったというか、うろうろしてたら、見つけたというか・・・。建物は、一般の家庭よりは立派で富豪の家といったたたずまい。そこに、国旗が翻っていた。中に入るわけにはいかないので、その旗のところで記念撮影をして終了。次にラオス人民民主共和国大使館。お次は、ギリシャ大使館。そして、ルーマニア大使館。ノルウェー王国大使館。スイス大使館。 ここまで回った時、時間になったので、六本木ヒルズに行き、展望所へ上ることにした。

中国大使館 ウクライナ大使館 ウクライナ大使館 ラオス大使館

ラオス大使館 ギリシャ大使館 ギリシャ大使館 ルーマニア大使館

ルーマニア大使館 ノルウェー大使館 ノルウェー大使館 スイス大使館

 52階のシティービュー(展望所)から眺めた東京は、残念ながら霞がかかっていてぼやけて見える感じだった。空気が澄んでいたら、きっとすばらしい眺めだったのだろう。それでも、東京タワーなど東京らしい景色は見ることができた。おしゃれな空間を堪能して、隣接していた美術館に入った。現代アートはあまりよく分からない感じだったこともあり、あまり印象にない。当然写真撮ってないので、何があったか、紹介ができない・・・・。

   

 六本木ヒルズをあとにして、次に向かうことに・・・といっても近くに大使館があるので、さっきの続きを少しすることにした。スペイン坂をすぎ、スウェーデン大使館。スペイン大使館。次は、アメリカ合衆国大使館。ダントツで、ここの警備がすごかった。近くを歩くこともできないくらい。テロを警戒してのことらしい。

   スウェーデン大使館 スウェーデン大使館

 スペイン大使館 アメリカ合衆国大使館 アメリカ合衆国大使館

 総理官邸、国会議事堂・・・・この辺りも、以前来たときよりも警備が物々しいような。
次に皇居。ここはジョキングをする人が多い。マラソンブームだあ。そうそう、東京は自転車も多い。特にスポーツバイク。疋田さんのお陰?

  

   

 桜田門、定番の皇居前広場から見た二重橋。自転車では入れないので、徒歩で行く。皇居のシンボルという感じでいい雰囲気。荘厳な音楽が鳴ってきそう。

  

  

 皇居を後に、今度は日本橋へ向かう。東海道をはじめ5海道の基点の場所だ。その途中、日本歯科大学発祥の地という石碑があった。国道1号線の標識も・・・・。ここから国道はスタートしたのだ。

   

 いよいよ日本橋。うわさには聞いていたのだが、実際に見てみると・・・・悲しくなる。日本橋の上には見事にというか、驚いたことにとにというか・・・高速道が走っていて、その下に橋がかかっているではないか。どうにかならないものかなあーと思う。橋の欄干には、鳩がたくさんとまっていた。人間にもう慣れきっているのだろう。近づいても逃げない。橋の横の石段を降りたところに、以前の日本橋から現在の日本橋の様子がわかるような展示があったが、これを見るとよけい悲しくなった。

    

    

 次は、築地に向かった。最近の外国からの観光客には人気だという築地市場。時間がせりをしている時間ではないので残念だが、雰囲気を味わい、寿司も味わった。あちこちで行列ができていて、なかなか店に入れないそんな感じだった。やっと店に入り、並を注文。1450円。築地ではこれでも安いぐらい。益田でも、回転寿司しか行ったことがないので、益田の相場はいくらかわからない・・・・悲しい。時間セールという言葉にのって、うにも食べた。これも、ぷりぷりでうまかった〜。

  

  

 隅田川にかかる勝鬨橋(かちどきばし)日本では珍しい跳開橋。ただし、現在はロックをされて、動いていないということだ。1940〜1970年まで動いていたということだ。一度動くところを見てみたいなあと思った。

    

 次に向かったのは、月島。ここは、もんじゃ焼きが有名。もんじゃ焼きストリートがある。行ってみると、たしかに、もんじゃ焼きの店がずっと並んでいた。さっき、寿司を食べたばかりなので、どうしようか迷ったが、ここまできてもんじゃ焼きを食べなかったということになると、『つぎはぎ日本一周』の名がすたると思い、店に入ってみた。いろいろトッピングやかわりもんじゃがあったが、一番シンプルなもんじゃ焼きを食べてみることにした。店の人が焼いてくれたのだが、その様子、とても面白く見させてもらった。お好み焼きとは違い、シンプルな味であつあつのお菓子を食べているような感じ?うまく表現できないけどおいしかった。祝。初もんじゃ。

   

   

 佃煮で有名な佃島というところへ行く。さすがに、もんじゃ焼きを食べたばかりだったので、佃煮は食べなかったが、記念に元祖佃煮というお店を覗いてみた。この辺りは下町といった風情が感じられ、その街並みの向こうに高層ビルが見えるという風景が面白かった。ここでも、鳩は人になれていて、ドアップにもびくともせず、被写体になってくれた。

   

   

   

 旧浜離宮庭園に行く。都会のオアシスの一つ。日本庭園のバックに巨大ビル群というアンバランスさがなんともいえず、面白い。ただ、最初に感じた違和感は歩いていると不思議となれてくるもので、ビルも風景の一つとして自然な感じになっていった。癒しの空間を堪能。ここ浜離宮をはじめ、こういう庭園が東京には結構あるようだ。新宿御苑、小石川後楽園、六義園、清澄庭園等。今回は時間の関係で、1箇所しかいけなかったのだが、時間があるときに、じっくり回ってみたいと思う。

   

   

   

 そろそろ、時間になり、今日の宿である、単身赴任中の弟のところを目指す。弟は昨日まで出張で、今日から家にいるとのこと。ということで、今日だけ、泊めてもらうことになっている。大塚駅の近くなので、再び北上する。初めて訪ねるので道が分かるか不安はあったものの、最近は便利なもので、携帯の地図などで、現在地や、目的地など分かるようになっている。おかげで迷うことなく、到着。近くに神田川が流れていた。
 夜はいきつけの中華料理店で、たれにつけて食べるラーメンを食べた。これが旨かった。

   

2009.6.21
 次の日は、飛行機の時間まで、東京の街をもう一周りと考えていたのだが、大雨。小雨なら、考えたが、これだけ降ると、おとなしく羽田まで、電車で行って、羽田で時間をつぶすことにした。

 

 羽田では、お土産などを買い、飛行機の時間を待った。羽田空港は何年か前に新しくなり、とても近代的。未来の映画の中にでもいるようなそんな空間だ。(私の感覚が古いだけ?)大阪経由の石見行きに乗り、いったん大阪で降り、プロペラ機に乗り換え益田へ向かう。プロペラ機だったが、安定していて、眠ってしまい、陸に着くまで気がつかなかった。こうして、無事、東京ツーリング終了。飛行機に自転車を積んでいくのは今回で2回目(1回目はこちら)なので、だいぶ慣れてきた。今後、この方法で、『つぎはぎ日本一周』の東日本編をやっていこうかと思っている。が、飛行機を使うと、お金がいくらあってもたりない・・・・。何年に1度かのパターンだな。